コックコートが好きです♪

東大阪の八戸ノ里(やえのさと)の地名は駅名だけで住所の表記にはありません。
ここは確かに八戸ノ里ですが、住所は下小阪(しもこさか)です。

八戸ノ里商店街のお菓子屋、モンガトウの嫁で菓子職人、ナガオクミコです。

お菓子屋になる前から、ずっとコックコートは私のなかで強烈に憧れるものでした。
パティシエの象徴のように思っていたんでしょうね。
今でも好きなのでずっとコックコートを着ています。

コックコートとはこれです。

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画像ちっさ!!(笑)

ごく一般的な調理服(コック服)ですね。

最近ではコックコートも随分と様変わりしてきました。
デザインコックコートと呼ばれたりしています。
お店のシンボルカラーやスタイルに合わせて特色を出すためなんでしょうね。

またコックコートにとらわれないスタイルも見かけます。
どれがいい悪いじゃなく好きなものを選択できる自由な業界になってきていいなと思います。

さてこのコックコート。調理専用服として作られただけあってその隅々まで工夫があります。

 

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一番目には、特徴的なこのボタン。
組紐ボタンと言ってひもで組んで裏へ縫い付けられています。
30年近くコックコートを着ていますがこのボタンがほどけたり取れたりしたことが一度もないんですね。樹脂製のボタンのコックコートも着ていたことがありますが、どうしても糸が弱くなって取れてしまったり、割れてしまうこともあります。ボタン付けの手間が省けるという利点と、それよりもっと大事なのはボタンの脱落による食品への異物混入を防ぐ。という点です。

見慣れない人がこのボタンを見るとデザインが可愛いと思う事もあるみたいですが、見た目より実用性を重視した形です。
万が一、熱湯などの熱いものを被ってしまった時に引っかからず素早く外せるボタンでもあります。

 

二番目に、袖の形です。

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この袖かなり長めに出来てます。男女兼用というかもともと男子用しかなかったコックコートは(昔は厨房に女子がいなかった)女の人が着るとこの袖で指先まで隠れちゃうくらい長いんです。袖の先は二重になったカフス。凝った作りになっています。
これはオーブンや火を使う厨房で腕や手の甲を守るためと、カフス部分で鍋つかみにするように出来ています。鍋つかみにしたことないけど(笑)

三番目には前立ての形。

前の打ち合わせの部分です。ダブルでボタンが二列になってます。
この部分は2重の打ち合わせがダブルですから布は少なくても4枚合わせ。
なぜこんなに分厚いか。熱から体を守るためです。体の正面で鍋を扱うことが多いですから。この4枚布のおかげで安心感が違います。抱えられないくらいの大きな熱い鍋でもお腹で支える事が出来ます。あと前が汚れたら左右の打ち合わせを逆にしてキレイな面を出して着ることが出来ます。緊急的にね(^^♪

四番目、襟の形

スタンドカラーになってます。油ハネから守るためですね。これ確認してないけど多分あってます(笑)

さて、なんかマニアックな内容になってしまいましたが、この形の理由って言うのを探るのって面白いですね。コックコートに限らず。
考えずに使っていても、実はそれを作った人はすごく考えている。そんなものはたくさんあるんだと思います。

そんなものに思いを寄せて、感謝しながら使いたいです。

あ、このコックコートものすごく丈夫なんだけど!

乾きにくいです!!以上です(笑)

お読み頂きありがとうございましたm(__)m